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ebuggingAutomatic Beam Synchronization:10.4ではデフォルトの設定です。このモードでは、ウインドウのジオメトリ変更についてビーム同期が有効となり(10.3でも同様)、一括更新機能も有効になります。後者は10.4の新規機能です。複数のアプリケーションの表示更新をウインドウサーバで取りまとめ、垂直帰線消去を待って実行するディスプレイへの単独の更新にします。これはディスプレイのリフレッシュレートに対応しており、LCDモニタ(実際には60Hzで更新される)にも適用されます。結果としてシステムのパフォーマンスが向上しますが、ディスプレイのリフレッシュよりも短時間でフラッシュを行うアプリケーションに影響が出る可能性があります。10.4上でリンクされたMach-Oアプリケーションのみが、一括更新を開始します。CFMやTiger以前のアプリケーションでは一括更新は開始されません。ただし別のアプリケーションによってVBLの一括更新が開始されると、これらのアプリケーションの更新も同様に取りまとめられます。
Force Beam Synchronization:これは、すべてのアプリケーションの更新を強制的に取りまとめます。開発者は、Tiger上でアプリケーションへリンクする前に、これを使ってパフォーマンスに対する機能の影響を確認できます。現時点では、初めてアプリケーションがディスプレイのリフレッシュレートよりも速くフラッシュしようとしたり、結果的に半分以上の時間をVBLの待機に費やした場合には、/var/log/windowserver.logにメッセージがログ出力されます。メッセージは次のような形式です。「"Application "SuchAndSuch" is being throttled by update coalescing."(“これこれ”のアプリケーションは、一括更新によって抑えられています。)」このメッセージは、アプリケーションごとに1回出力されます。開発者はこのログを監視し、アプリケーションが一括更新の影響を受けていないか確認する必要があります。
ウインドウリストを確認することで、バッファされたウインドウがアプリケーションのメモリ領域に与える影響を把握できます。「Tools」>「Show Window List」を選ぶと、(図3に示すような)リストを含むシステムのすべてのウインドウが表示されます。リストはそれぞれのウインドウの所有者とウインドウが占めるメモリを示します。リストは、ウインドウの追加や削除にともなって自動的に更新されます。表1に、ウインドウリストの各カラムのデータの説明を示します。緑のウインドウは、Quartz 2D Extremeを使用したハードウェアアクセラレーションが適用されているウインドウです。グレーのウインドウは、非アクティブのため圧縮されています。リストは毎秒更新されます。これは「Preferences」で変更することができます。
「Refresh Windows List Now」で、オプションウインドウから利用可能なウインドウリストをリフレッシュします。
図3:システムのすべてのウインドウのリスト
表1 Window Listのカラムの説明
| QuartzDebugウインドウリストのカラム | カラムの説明 |
|---|---|
| CID | ウインドウの接続ID。ウインドウサーバで内部的に使用されます。通常、特定のプロセスが所有するすべてのウインドウでは接続IDが同じです。 |
| Application | ウインドウを所有するアプリケーションの名前。 |
| WID | ウインドウ自身のID。ウインドウサーバで内部的に使用されます。 |
| kBytes | ウインドウバッファとその他のデータ構造体に占有されるメモリの量。キロバイト単位で表されます。バッファが無効な場合(更新する必要がある場合)、サイズに“I”の文字が追加されます。ウインドウが自動的にウインドウサーバによって圧縮されている場合、“C”の文字が追加されます。 |
| Origin | スクリーンに対するウインドウの原点(ピクセル単位)。 |
| Size | ウインドウサイズ(ピクセル単位)。 |
| Type | バッファ対象ウインドウは共有メモリにバッファされます。すべてのグラフィックス処理がバッキングバッファに記録され、ウインドウサーバによって必要に応じてスクリーンに描画されます。保持対象ウインドウでの全体のうち、ほかのウインドウに隠されて見えない部分だけがバッファに保存されます。結果的にいくらかのメモリ節約になりますが、透過性は無効になります。保持対象外のウインドウのグラフィックス処理はまったく保存されません。 |
| Encoding | sTechnica